日々の運動不足解消には、室内でできる運動から始めるのがおすすめです。運動は継続が大切ですが、本格的に始めるとその手間やしんどさから、途中で挫折してしまう人が多くいます。そこで今回は、室内でいつでも・誰でも気軽にできるおすすめの運動方法を紹介します。

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約80％もの人が運動不足を感じている

スポーツ庁が令和2年11～12月に実施した「スポーツの実施状況等に関する世論調査」によると、約8割の人が「運動不足を感じている」と答えています。運動量の低下は現代人にとって大きな課題であり、積極的に向き合うべき問題となっているのです。

運動不足になりやすい原因

運動不足になってしまう人には、さまざまな原因があります。運動不足の解消には、まずその原因を知り、1つ1つ解消していくことが重要です。ここでは、運動不足の原因で多く挙げられるものを紹介します。

まとまった時間が取れない

運動不足の原因のひとつは忙しさや疲れで、運動時間を作れないことにあります。しっかり運動するとなれば、最低30分は必要なところ。しかし現代人はこの時間さえ作ることを躊躇しがちです。そして「時間がない」という理由に、逃げてしまう傾向があります。

面倒くさい

運動のための時間を作ること、トレーニングウェアに着替えることなど、運動の種類によっては準備が必要なものもあります。またジムなどに通う場合は、外出をしなければなりません。こうした一連の流れが「面倒くさい」となり、運動を避けてしまう人も多くいます。運動が面倒くさいと感じるのは、日常の一部になっていないからです。

 

運動不足解消には少しずつでも運動を取り入れ、面倒くさい気持ちを払拭する必要があります。

運動が苦手

昔より運動量が減った人も多いですが、元々運動が苦手だという人も多くいます。やらない期間が長くなるほど、体は運動を拒むようになり、結果運動不足が加速していくのです。運動は激しいものばかりではありません。軽いものからでも、少しづつ取り組んでいくことが大切です。

誰でも簡単！室内できる運動を紹介

運動不足を解消するには、まず「室内で誰でも簡単にできる運動」から取り組んでみましょう。本格的な運動をいきなり始めると、体がついていかず挫折しやすくなります。外に出る準備も道具も必要なく、室内で簡単にできるおすすめの運動を紹介します。

ストレッチ

運動が苦手な人は、まず体をほぐして動けるようにするストレッチから始めましょう。特に普段全く運動をしない人は、いきなりハードな運動をするとケガに繋がる恐れがあります。ストレッチも、体勢や体の伸びをしっかり意識して行うと、じんわりと汗ばむほどの運動量があります。

プランク

うつぶせで前腕・肘・つま先をつき、体を一直線に伸びた体勢でキープするプランクは、幅広い年代で取り入れやすい運動です。運動の基礎となる体幹を鍛え、代謝アップも促します。初めは30秒ほどから行い、毎日数秒ずつ時間を延ばしていくとしっかり筋力をつけられます。

スクワット・もも上げ

下半身には大きい筋肉が多いので、重点的に鍛えるとかなりの運動効果が期待できます。そこでおすすめなのが、スクワットやもも上げ運動です。スクワットは、中腰程度まで軽く落とす程度でも問題ありません。もも上げも、無理なく上げられる高さ・スピードで行いましょう。大切なのは下半身の筋肉を意識しながら動くことです。

ラジオ体操

ラジオ体操は、有酸素運動であると同時にストレッチの要素も含まれています。全身を使うため肩こりや腰痛の改善・予防効果も。激しい運動には見えませんが、一つ一つの動きを大きく意識して行うと、汗をかくほどの運動量になります。ラジオ体操の第1と第2を続けても5分〜6分ほどなので、隙間時間に行えます。

エア縄跳び

少しハードな運動に挑戦するなら、エア縄跳びがおすすめです。縄跳びは腕や足、体幹を鍛え全身に負荷をかけるので、ウォーキングやジョギングを上回る運動量といわれます。1日1回、1分で60回のジャンプを目標に始めてみましょう。ただし、飛ぶ運動は振動や騒音が起きやすいので、下の階がある場合は配慮を忘れないようにしてください。

室内の運動は気軽で続けやすい！毎日少しづつ取り入れよう

室内の運動は、自分の時間・ペースで気軽に始めることができます。また、簡単な運動であれば、無理なく毎日続けていけるのも魅力です。1日の生活リズムに少しずつ取り入れて、運動不足を解消していきましょう。