「ヨガを始めたいけど、体が硬いから無理」と諦めていませんか？柔らかさが必要に思えるヨガですが、実は始めるにあたって体の硬さは関係ないのです。今回は、体が硬い人にこそヨガがおすすめな理由や、初心者が無理なくできる方法を紹介します。

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ヨガに体の硬さは関係ない

ヨガといえば、体の柔軟性が必要なポーズを想像する人が多くいますが、身体の硬さは全く関係ありません。むしろ身体が硬い人のほうが、徐々に変わっていく自分の体を実感できますよ。また、ヨガ本来の目的は精神統一やメンタルを鍛えることです。自分が心地よいと感じるポーズを取るのが大切なので、柔軟性は重視されません。

体が硬くなる原因とは

体の硬さは、骨の形状や歪みや筋肉の凝りによって関節の可動域が狭まっていることが原因です。体の柔軟性は運動不足や加齢により衰えていきますが、そのまま放置しているとより硬くなってしまいます。普段あまり動かしていない筋肉しっかり動かし、柔軟性を取り戻すのがヨガのもたらす効果のひとつです。

体の硬い人がヨガで気を付けること

体が硬い場合、無理なポーズでヨガを頑張りすぎるとケガに繋がる恐れがあります。初心者はまず、以下のポイントに注意をしながら練習を始めてください。

歯を食いしばらない

ヨガ初心者の場合、筋肉が負荷についていけずプルプルと小刻みに震える場合があります。この時、無意識に歯を食いしばってしまうことが多いので注意しましょう。ヨガは体に心地よい力を加えるのが目的なので、歯を食いしばるほど無理をするのはNGです。力が入っていると感じたら、一度力を抜き無理のない体勢で行ってください。

呼吸を止めない

ヨガポーズの最中に、スムーズな呼吸がでなかったり、止まっていたりしたら体が無理をしているサインです。ポーズの難易度を下げて、自分がスムーズに呼吸できていると感じる体勢に変えましょう。ポーズを極めるよりも、まずはしっかりとした呼吸法を実践できているかが重要です。

我慢して無理な体勢を続けない

ヨガのポーズは痛い・つらい・しんどいと感じた時点でアウトです。それは、今のあなたには合っていない体勢だというサイン。ヨガは、徐々に難易度の高いポーズが身に付いていくものなので、いきなり無理をしてはいけません。心地よさを感じない場合は、難易度を下げたりポーズの動きを見直したりして、少しずつ練習していきましょう。

ヨガがもたらす柔軟性の効果

ヨガによって体に柔軟性が改善されると、さまざまな良い効果が表れてきます。ここでは、柔軟性が体にもたらす代表的な効果を紹介します。

肩こり解消など血行促進

体が凝り固まっていると血流が滞り、血行不良になります。ヨガによって、体の柔軟性を高めると血流が良くなり、肩こりなどの不調緩和が期待できるのです。さらに、体内の疲労物質や老廃物が体外に排出されやすくなるので、肌のツヤも改善されます。

姿勢の改善

普段使わない筋肉を鍛える働きもあるヨガは、必要な場所に筋肉が付くことで正しい姿勢が身に付きます。また、骨盤周りなど体を支えるのに必要な関節を整えることも相乗効果になり、より正しい姿勢に近付けるのです。長くヨガを続けていたら、いつの間にか姿勢が改善していたという声も、多く聞かれます。

代謝アップで痩せやすい体に

ヨガは体の柔軟性改善とともに筋肉量も増やします。すると基礎代謝をアップさせ、痩せやすい体つくりにも繋がるのです。ヨガで付く筋肉は、ボディーラインを整えるものなので、体がごつくなることはありません。シェイプアップに必要な筋肉のみを鍛えることができるのも、嬉しい効果です。

体の硬い人は「毎日・気持ちいい」がポイント

体の硬い人は、1日5分～10分の短い時間で毎日ヨガを続けることが大切です。体のコリは日々溜まっていくので、習慣化させるとより効果が実感できます。また、行うときは必ず「気持ちいいところで止める」を意識してください。痛い思いをすれば効果が上がるわけではありません。逆に体を傷つける恐れがあるので、自分のペースに合わせたポーズからゆっくり始めてください。

体の硬い人こそヨガで少しずつほぐしていこう

体の硬さは、ヨガに影響はありません。むしろ、体が硬い人こそ無理なく全身を整えられるヨガで少しずつ体をほぐしていきましょう。短い時間でも効果があるヨガなら、日々の生活にも取り入れやすいので長く続けていけますよ。