赤ちゃんの体はデリケートで消化器官も未発達なので、口に入れるものには十分注意を払いたいですよね。水道水を赤ちゃんが安全に飲むためには、浄水器の使用がオススメです。この記事では、浄水器の基本的な役割や赤ちゃん用の飲料に浄水器の使用をオススメする理由を解説します。浄水器を取り付けようか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧くださいね。

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浄水器の基本的な役割を解説

浄水器は、濾材（ろざい）と呼ばれるものを使用したフィルターに水道水を通すことで、不純物や有害物質を取り除くための機器です。具体的には、塩素や発がん性物質であるトリハロメタンも除去することが可能なので、水道水をそのまま飲むよりも安心できます。浄水器を使用すると、安全性を高められるだけではなく、水道水特有の匂いも軽減できるため、飲みやすく感じるでしょう。

赤ちゃん用の飲料に浄水器の水をおすすめする理由

ここからは、赤ちゃん用のミルクや飲料水に浄水器の水をオススメする理由を解説します。

時短が叶う

水道水は沸騰させることで、赤ちゃんのミルク作りに使用することができます。しかし、水道水をそのまま沸騰させてしまうと、発がん性物質の一種であるトリハロメタンが発生します。このトリハロメタンを除去するためには、15分以上煮沸をしなければなりません。

 

浄水器を通した水道水であれば、トリハロメタンが除去されているため、沸騰したらすぐに使用可能です。赤ちゃんのミルク作りのために、毎回15分もお湯を煮沸させるのは面倒に感じてしまう…という方は、浄水器を使用して時短してしまいましょう。

不純物を取り除ける

家庭用水道から出てくる水は、塩素によって殺菌されたものです。しかし、給水管管やマンションの貯水槽の不純物が混入する可能性もあるため、浄水器を使って汚れを取り除く必要があります。

 

また「浄水器をつけていて意味があるの？」と思われる方も多いようですが、浄水器には、残留塩素やトリハロメタン、クロロホルムをはじめとした13項目の不純物除去率を明記することが、家庭用品質表示法に基づいて義務付けられています。その数値を確認すれば、不純物がしっかりと取り除かれていることがわかるでしょう。

コストパフォーマンスがよい

宅配型のウォーターサーバーや、ペットボトルの水は、次から次へと水を購入しなければならないため、費用がかかってしまいます。浄水器は、一度取り付けてしまえば定期的にカートリッジの交換をすれば良いだけなので、コストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。

浄水器を使用する際の注意点

浄水器の水をさらに安全に飲むために、守りたいポイントをご紹介します。

カートリッジは定期的に交換する

浄水器を使い続けていると、フィルターに細かい不純物が蓄積してしまうため、濾過する能力が低くなってしまい、本来の機能を果たさなくなります。また目詰まりしてしまうと流水量が減ったり、嫌な味や匂いがしたりなどの原因になるため注意が必要です。

 

カートリッジの使用期限は、メーカーの製品によって3か月〜1年前後と大きく異なります。交換期限がわからなくなってしまった方は、浄水器に付属していた取扱説明書を読むか、ネットで商品ページを検索してみてください。

捨て水をする

浄水器の周りをきれいに保っていても、器内に細菌や汚れが溜まっている可能性があります。朝一番に水道から水を出したら、すぐに使わずに10秒ほど水を流しましょう。捨て水を行うことで、フィルターの汚れをきれいに洗い流すことができます。特に、しばらく家を留守にしていた場合などは、60秒ほど捨て水をするように心がけてください。

浄水器でろ過した水は早めに使う

浄水器を通した水は必ず冷蔵庫で保存し、できるだけその日のうちに飲み切ってください。浄水器を通すと塩素が取り除かれてしまうため、消毒効果がなくなります。雑菌が繁殖しやすい状態になっているため、必ず早めに使用してください。

まとめ

浄水器の水を沸騰させれば、赤ちゃんのミルク作りにも安心して使用できます。コストパフォーマンスも良く、ミルク作りの時短にもなるため、浄水器を取り付けておくと育児や家事がずいぶん楽になるでしょう。さらに安全な水を召し上がるためにも、カートリッジの交換を欠かないことや捨て水をすること、ろ過した水は早めに使うことの3点を守ってくださいね。